いま、思うこと

昨日行われた某社プロジェクトのキックオフにて、やはりコピーライターとしてお声がけをいただいているので、言葉の観点から思うことを少し申し上げました。
お付き合いいただいている全ての企業さんに共通するのは、自社の製品やサービスを今以上に売りたいこと。これは、時代を問わず普遍的な願いだと思います。そのために、言葉は何ができるか?

コピーライターは、その職業の成り立ちから新聞広告と親和性の高いもので、メディアという土台の上に成っていた仕事です。認知から説得まで、つまり意識変容から行動変容を促すことが言葉でどこまでできるか。「マス4媒体」という言葉が踊っていた頃には、そういう理論が力を持っていました。しかし、私自身、説得されてまでモノを買いたくないと最近は思います。いつも意識の片隅にあって、いざというきっかけやタイミングで、ポチッと購入ボタンを押す、なんだかそういう感じが「いま」かなあと思います。

いきおい、言葉も変わってくるように感じています。「地」の時代から「風」の時代へという時代空気の変化を主張される向きもありますが、言葉も、地から風に応じた感覚、感性が求められているように思います。具体的にそれがどういうことか、それはプロジェクトの進捗とともに考えなくてはならない課題です。これまでコピーライターとしてやってきたことが無駄という意味ではなく、生かしながら変化を楽しむ、そういう感覚でお役に立てるよう力を尽くします。