言葉と経営_その後04

「つなぐと見える、明日がある。」

これは、ステンレス配管を主力としている松正工機株式会社さま(岡山県)に書かせていただいたキャッチフレーズ。
石油や化学のプラントの溶接や配管、定修工事(メンテナンス)から建設工事までを行っています。
配管の「繋ぐ」という行為に着想を得ました。

現場の職人さんが、1本1本を高い技術で繋いでいくことで、お客さまの未来も見えると同時に、松正工機さまの未来も見える。
また、営業から設計、施工まで、社内の工程を繋いでいくことで会社が一つになれることも暗に意味しています。

本件は、言葉の「運用」までは入り込めていませんが、その後、FM局がこのキャッチフレーズに基づいたラジオCMを提案に来られたそうです。
運用によるイメージの向上、定着、差別化、営業のしやすさ、社内の活気などは、言葉の力が経営に与えるインパクトの一つで、もっとも美味しいところ。
しかし、まあ、このキャッチフレーズを提案のテーブルにあげた時の経営陣の目の輝きが、私は嬉しかったです。
言葉には、力がある。
それは、その企業の成長の力となります。


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