【これも、コピーライターの視点_134】


<山は動くときが来る>

昨日の「文化や商習慣は変えられるのか」
という話の続きみたいなものですが、
その問いはつまり、常識は変わるのか?
ということと同義だろうと思います。

トイレの例は、問屋飛ばしで
メーカーと消費者が直接つながる変化。
同様の動きは、農産物にも見られますね。
JAを通さないで、
生産者が直接消費者に売るスタイル。
「○○さんのお米を毎年買っている」
という消費者の登場はその一例。

わたしの友人は義歯のメーカーを経営しています。
よくゴルフをしながら話をするのですが、
入れ歯やインプラントを現在は
歯科医がメーカーにオーダーしてくれますが、
そのメーカーを患者が指定する時代が
来ないとも限らないと思っています。
だって、自分のカラダの一部になるものですよ。
患者がそのくらいのこだわりと学びを持つのは
無理のない話だと思います。

意外と業界団体に守られているのが
パーム油やトランス脂肪酸。
消費者団体が動いている記事を
目にすることもありますが、
そういうものを使っている商品の
不買運動がおこると、
商習慣は変わっていくものです。
しかし、とはいえ、食品単価との兼ね合いで
まさに、私たちの食文化の変化でしか
動きようのない問題かもしれません。

常識は変わらないと信じて、
危機対応を後回しにしていると、
気づけば時代から取り残されていた
ということになりかねません。
CONERIのコミュニケーションコンサルは
こういう問題にも鋭く切り込みます。


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