CONERIのやっていること

CONERIのやっていることは、コピーライターの仕事。正確に言うと、コピーライターの可能性に挑戦しながら、コピーライターの社会的価値を高めるということです。

コピーライターは企業の言葉を考えます。売り言葉であったり、フィロソフィーと言われるあり方を指し示す言葉であったり。いずれにしても、ビジネスの世界の話です。ですから、企業経営者に、コピーライターとご縁を持てて良かった、と言っていただけることが重要。

経営者が良かったというのは、企業の業績の向上があってこそ。そこで、わたしは、コピーライターとして言葉を軸にしながらも、次の3つの力が必要だと認識しています。
1)適切な課題を設定する力
2)課題に対してクリエイティブな解を複数提案する力
3)それを実装するが伴走できる力

わたしが大学院で学んでいるのも、子どもたちに国語や現代文を教えているのも、すべてこれらの力を支える一つの要素を磨くことにつながっています。先日、実践政策という学会誌におさめさせていただいた「共感形成の視点に立った『土木』の論考」という論文は、共感形成というこれからすべての企業が考えなくてはならないテーマを土木の領域において捉えた論です。自社の業界だけを見ていてもユニークな解決策が出てこない時代に、まったく異業種に軸足を置いて考えてみることも重要なことだと考えています。

そして、もっとも大事なことは、こうした理論を携えて実践できる場を複数持っているか、ということ。それにより、社会のお役に立てるし、論も磨かれる。地域や企業において実践の場を持たせていただいていることは、実にありがたいことです。既存の枠組みを超えた理論と実践を通して、コピーライターの社会的価値を高めようとしているのが、CONERIの取り組みです。


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明けましておめでとうございます。


SNS上に仕事の主義主張を言わなくなってから急に仕事が忙しくなったという貴重な経験を積んだ昨年でした。今年もゆるく、ふわっといきます。が、以下の3つのことは誰よりも気を引き締めていきます。

1)CONERIのお客さまに対しては、「クリエイティブで企業を良くする」をテーマに、これまで以上の知見とふさわしい言葉を提供することで、企業の課題解決に貢献してまいります。

2)大学院は、昨年、査読付き論文を1本パスすることができました。1月下旬に博士後期課程の入試を控え、今年も研究は最重要な取り組みとして尽力します。

3)コピーライターとして仕事をするなかで、早くから身につけておくことが重要であると感じた論理的な思考力は、OSアカデミアで今年も子どもたちに提供してまいります。もうすぐ高校生はセンター試験ですが、塾生のなかには過去問で現代文満点を取った生徒、全国で上位にいる生徒がいます。提供している学習内容には絶対の自信がありますので、今年も引き続き週1日数時間ではありますが、継続してまいりたいと思います。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。


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近況

前回の投稿から2ヶ月以上が経ちました。CONERIは少しずつわたしの描いた方向に動いています。コピーが欲しいという依頼から、もっと本質的な経営の課題を抱えた経営者からの依頼へ。言葉の力でどこまでその課題を解決に導けるか。ときにデザイナーさんや映像クリエイターさんの力をお借りすることもありますが、あくまでも言葉を軸とした取り組みを提案し、実践しています。

これは広い意味で「デザイン思考」と呼ばれるもので、それは意匠デザインとはまったく違うものであるということを企業に啓蒙し、デザイン思考を切り口にクリエイターと企業のマッチングの商文化をつくっていこうという提案を、経済団体を母体として働きかけてみる取り組みも離陸しました。わたしがエリアサポーターを仰せつかっているメビック扇町の取り組みを先進事例として起案する予定です。

一方で、創造性とか共感性をテーマとした論文の執筆も牛歩のごとくではありますが、進んでいます。学問の世界は教授を頂点としたチームワークであり、多くの協力者の頭脳のおかげで進むわけですが、その成果はCONERIのお客さまに還元されています。年末にかけてゼミでの発表が当たっており、その流れで来年に向けてやりたいことが山積しています。

一見バラバラに見えるCONERIの取り組みは、ようやくすべてはつながっているというふうに見えるかな?というところまで来た感じがしています。年の瀬の挨拶にはまだ早いですが、すでに忘年会もいくつかあり、このまま2019年に駆け込む勢いです。


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<哲学の散歩道>

【これも、コピーライターの視点_142】

日曜のあさに本棚を眺めながら。わたしが自分でせっせと本を買い始めたのは大学に入ってからのこと。下宿を引き払うときもその移動に往生しましたが、その当時のままの本もずいぶんと手もとに残っていました。何年も開いていない本は、勇気を出して処分しようとしていましたが、いざ手放すとなると、自分をつくってくれた本だという意識がジャマをします。

結局、手元に残した本は、古典と哲学。あとは、コピーライター関係の本。わたしの読書歴を振り返ると、10代の後半から20代は「解放」という言葉が当たります。自らとらわれていたものから、本は解放してくれました。その過程で言葉の持つ力に心を動かされ、コピーライターという職業を選択したのだと思います。コピーライターという職業が氷山の一角であるとすれば、その水面下には古典や哲学の海が広がっていることがわかります。

ネットの進化によって、お手軽なノウハウや説明的文章(○○の方法など)の需要が後を絶ちません。古典や哲学は流行るものではないかもしれませんが、ものを生み出す人の背景に、ひっそりと在って欲しいと思います。42歳という自分の年齢的なことから言えば、ノウハウや説明的文章だけを読んで過ごすには、人生は長すぎる。そんなことを思いながら、本を選っていました。

もちろん、日々の忙しさは本からわたしを遠ざけますが、あえて何も予定や仕事を入れない時間をつくることが、さらなる成長を担保するのではないかとも思います。1月の手帖は、もう真っ黒で、2月も怪しいものですが、哲学の散歩に出かける時間を持ちたいと思います。


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今週の動き

2017年最後の月曜。得意先からネットに掲出する原稿を依頼いただいていて、5本ほど抱えていますが、ネットはいけませんね。メディア(テレビや新聞など)や印刷物などと違って、明確な入稿日がなくズルズルといってしまいます・・・できれば年内にとは思っていますが。デザイナーさんからあがってきた企業案内のラフを見て、原稿の調整が必要な案件も一つ。明日は、太田地区の仕事。高松市からの事業で企画提案させていただいた「太田地区未来デザイン井戸端会議」。地域の方とデザイン思考の実践のときです。水曜の夜は、OSアカデミア。高校生グループは今年最後の授業です。先週解いてもらったセンター試験の問題の解説を中心に、進度調整をして年内最終授業とします。29日までは、会社に出ることになりそうです。30日は、地域の獅子舞。正月の準備です。子どもの野球塾も29日までお願いしています。才能に休みなし。最後まで、全力投球です。


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