【生産者と消費者とわたし】

マーケティングという考え方は、
「消費者としてのわたし」を
とらえるときに有効ですが、
この時代、人を「消費者」だけの視点で
とらえることに、もはや無理があると
わたしは考えています。

たしかに、モノを買うという限定的なシーンにおいて、
わたしたちは、消費者になります。
しかし、その消費者は、
たとえば、母としてであり、女性としてであり、
事務職員としてであり…
人は多様な顔をもって生きていて、
消費者として整理することは、
理論としてはわかっても、
現実の問題となると、そこに汗のにおいや
手触りや実感などが消えてしまうことが多い時代。

企業がお客さまを見るときの眼がそうであるなら、
企業が社員を見つめる目も同様です。
社員を、労働者、生産者として管理する
ということに、もはや魅力的なイメージは
わたしは持てません。
このあたりから、働き方改革などにつながって
いくのかもしれません。

コピーライターとして、
時代に響き、人に響く言葉の開発には、
このような人に対する見方と洞察が不可欠です。
いま、某社の社長交代にかかる
企業理念の見直しや社長の言葉を考えています。
上のような多面的にヒトをみつめるという視点を
大事に考えています。
御社も例外ではないと思います。


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