繁盛のヒント_社員の成長記録

「言葉と経営」とは、企業活動の4象限(1、社内施策(人事・教育など)2、営業戦略 3、見せ方(宣伝・広報など)4、商品開発)の起点に経営理念や社長の思い(言葉)を位置づけ、すべてにそれと一貫性のある展開を支援することを言います。

宣伝や広報を任されても、商品開発を任されても、すべてその企業の社員の方とチームを作って取り組むことを基本としていますので、その過程を共にすることが社員教育になっています。人を育てるとは、わたしの場合、その人の「思考力、判断力、表現力または行動力」を育てることと規定し、それを主体性と見ています。

例えば、お客さまのことを起点に考えるうえで欠かせないのが「カスタマーミーティング」です。お客さまのことをつぶさに観察し、やりとりを記録し、その先を描く。そこにはお客さまの要望を叶え、お役に立ちたいと願う社員の姿があります。思考の始まりです。その会議にわたしも入るのですが、わたしは、そこにおられる出席されている社員の様子を、毎回1行でも記録をしています。それは、人の成長記録そのものです。

・議論の焦点がはっきりとしてきた
・テーマに対して、不確実でも自分の考えが発言できた
・仲間の意見を認め、良いところを引っ張り上げようとした

などがその記録には書かれています。
思考力、判断力、表現力を育むときに大切なのは、その評価者の視点であり、わたしは直接的な評価者ではありませんが、こういう視点や言葉を経営陣に還元しています。
真似できるものはどんどんと真似してください。それは、同じ考え方で人を育もうとしている仲間が増えることにつながります。

理念や方法はどんどんと開示します。教員が、同じ指導要領や教科書を使っても、クラスごとに成果が微妙に異なるのと同じで、まったくすべは模倣できません。それよりも、同じ考え方の仲間を増やし、議論し、切磋琢磨できる道を選びたいと思っています。


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