<「地域も学校」の振り返りと来週の動き>

【これも、コピーライターの視点_147】

今年度も地域も学校が、無事終わりました。今日は、6年目が終わる太田地区の修了式。「学ぶ楽しさ」ということを、保護者がお話されていて、わたしは何が楽しさだったのかを考えました。そう思うと、子どもたちが「地域も学校」で、人・もの・こととのかかわりを通して、自分の世界を広げていることに気づきました。それにより子どもたちはちょっぴり自由を獲得し、それは主体性の源になったように思われました。「地域を考え、自分を考えることができる子ども」「地域に働きかけることができる子ども」は、このようにして育まれていったと実感した一年となりました。

こう考えると、人の成長の一つのモデルを見ているように思われます。コピーライターの言葉の開発も、人・もの・こととのかかわりを通して自己の世界を広げていくことを、表現に焦点化していくことでようやく達成できる仕事。それを「デザイン思考」として得意先の社員に定着させることも同様で、人・もの・こととのかかわる機会を仕掛けていくことで可能になるように整理できました。

「地域も学校」という学びの場を核とした地域づくりの実践が、ようやくコピーライターの仕事と一つの線で結ばれた手応えを持った6年目の終わりでした。得意先では働き方改革の一環である社内大学の発足の準備が整いました。「地域も学校」が無意識のうちに一つの下敷きになっていたことに気づかされます。

来週の月曜は、得意先で始まる社内大学の事前説明会がありますが、わたしは岡山での取材があるため、メッセージを寄せることで無理を申しました。火曜は、春休みに入った子どもの野球の練習に付き合いながら、たまっている原稿執筆。水曜は、春分の日。OSアカデミアはお休みで、ソフトバンクの開幕戦に行ってきます。木曜は、研究室の追いコン@千里中央。金曜は太田地区の仕事と原稿執筆。気持ちよく4月を迎えるために、来週はたまった仕事を整理する一週間になりそうです。


タグ:#CONERI #クリエイティブ #コミュニケーション #コンサル #言葉と経営 #デザイン思考.#東京

今週の動き

今週は高松から。昨日は、子どもの野球、今シーズンの始まりであるNHK杯がありました。黒星スタートになりましたが、ひと冬練習してきた成果を、それぞれに評価できるプレイがいくつもありました。強化しないといけない課題も見えてきました。子どもは間も無く春休み。時間を作って、野球の練習になるだけ付き合いたいと思います。
今週は、セミナーが一つ入っています。業界ナンバーワンのメーカーですが、コミュニケーション戦略は時代の流れに応じて再構築していかないといけないというトップの判断は素晴らしいと思います。その前日のコンサルは、京都。太田地区の未来デザイン井戸端会議も今週。国語・現代文単科塾OSアカデミアも通常授業です。大学の研究室に行く時間が今週はとれそうにありませんが、次の研究計画を立てています。見上げると、春の空ですねー


タグ:#CONERI #クリエイティブ #コミュニケーション #コンサル #言葉と経営 こねり,コピーライター,言葉と経営 #デザイン思考.#東京

<モノサシの誤りかもしれないという仮説>

【これも、コピーライターの視点_141】

ゆとり教育は失敗だったという向きがあることは誰もが聞いたことがあると思います。しかし、わたしは、ゆとり教育の評価を、これまでと同じ偏差値ではかろうとすることに無理があるのではないかと感じることがあります。もっと多様な評価の観点はなかったのか。教育の現場にはあったのかもしれませんが、社会的にはどうしても大学入試という「出口」が変わっていない以上、失敗となっているのかもしれません。

このように、新しい取り組みには、新しい評価指標が必要です。教育の場合、どのような「学力」を子どもにつけるのか、ということがその最大にして本質的な軸。企業経営であれば、どっちに転んだって「儲け」というものが重要ですが、その儲けを生み出す過程が、これまでとは変わってきている。ある建材メーカーからの相談で、コミュニケーション戦略の構想・企画・制作・運用についてお話をする機会に恵まれました。そこで少し考えたこと。

いつの時代も、企業はモノやサービスを売らなくてはならない。売上とか粗利率という「出口」を保証するには、その過程が時代に応じたものでなくてはなりません。いま、この時代を生きる私たちに働きかけることで、心を揺さぶり「買ってみよう」と思わせることが必要です。その過程は、コピーライターの開発した言葉も一つの軸になり得ますが、営業マン一人ひとりの考え方やものの見方が問われる時代です。そして、組織である以上、その考え方に対する評価も必要。意識が変われば行動が変わり、行動が変われば売上が変わるとするなら、意識の変容を捉えた社員の評価をトップは観察する必要があります。

わたしは、ゆとり教育の世代は、社会が言うほど悪いものではないのではないかと思います。社会のモノサシで見ず、一人ひとりの人間のなかには、ゆとり教育でしか得られなかった良さが必ずあるはずです。人を生かすも殺すも、トップの決める人の評価の視点であり、それは言葉の仕事と密接にかかわってきます。CONERIが言葉と思考をセットにして売っているのには、そういう理由もあります。


タグ:#CONERI #クリエイティブ #コミュニケーション #コンサル #言葉と経営 #集客 #コピーライター #デザイン思考.#東京

【これも、コピーライターの視点_138】

<人生にも経営にも哲学を>

正月の新聞で柄谷行人さんと横尾忠則さんの対談がありました。柄谷行人さんは「カントもマルクスも読まず何ができる」と言っています。そして、「教養主義を復活させようとしているのではない。現実に立ち向かうときに教養がいるのだ」と述べています。まったく同感です。

教養を超えて、わたしは哲学が必要だと思うに至っています。42歳まで生きてきて、実は人生は長いと気づき、もっと正確に言えば、哲学のない人生は長いと言えます。哲学に対するのは、小手先のテクニックやノウハウでしょう。時間感覚が忙しく、短くなってきているのが現代だと思います。そういう時代ですから、小手先バンザイ!ノウハウ大好き!も無理もありません。

ネットのつぶやきも短く。写真をサクサクあげていくことが人気で、長いややこしい文章に食らいつくゆとりも気概も薄れているように思われる時代に、あえて哲学だと言いたい。企業経営者のなかでも、ノウハウを求めて東へ西へ動き回るタイプと、ブレない哲学をお持ちのタイプとに分かれるように思われます。

2018年、わたしは哲学のある経営者とともに仕事がしたい。ノウハウや小手先のテクニックには興味がありませんので、そういうものを求める経営者のお力にはなれないと思います。哲学では飯が食えない。理念では飯が食えないと思われているなら、急がば回れの精神です。逆にノウハウを求めて右往左往するのは、安物買いの銭失いでしょうか。哲学のある人間になろうという自省を込めて、年のはじまりに。本年もよろしくお願いいたします。不確かな未来を切り拓くのに必要なのは、哲学であり、それは言葉です。


タグ:#CONERI #クリエイティブ #コミュニケーション #コンサル #言葉と経営 #デザイン思考.#東京

今週の動き

2017年最後の月曜。得意先からネットに掲出する原稿を依頼いただいていて、5本ほど抱えていますが、ネットはいけませんね。メディア(テレビや新聞など)や印刷物などと違って、明確な入稿日がなくズルズルといってしまいます・・・できれば年内にとは思っていますが。デザイナーさんからあがってきた企業案内のラフを見て、原稿の調整が必要な案件も一つ。明日は、太田地区の仕事。高松市からの事業で企画提案させていただいた「太田地区未来デザイン井戸端会議」。地域の方とデザイン思考の実践のときです。水曜の夜は、OSアカデミア。高校生グループは今年最後の授業です。先週解いてもらったセンター試験の問題の解説を中心に、進度調整をして年内最終授業とします。29日までは、会社に出ることになりそうです。30日は、地域の獅子舞。正月の準備です。子どもの野球塾も29日までお願いしています。才能に休みなし。最後まで、全力投球です。


タグ:#CONERI #クリエイティブ #コミュニケーション #コンサル #言葉と経営 #こねり #デザイン思考.#東京 #人見