【これも、コピーライターの視点_18】

企業のコミュニケーションにおいて、
「誰に発注するのか?」という問題は
その後の成果を大きく決める要因の一つです。

多くの経営者なら思いつく範囲で、
広告代理店、印刷会社、ウェブ会社などが
挙げられると思います。
いずれも、メディア会社です。
広告代理店は、テレビの「時間」や
新聞の「スペース」の売買を、
テレビ局や新聞社の「代理」として行い、
そのマージンで稼ぐモデルで、
その売買には、総務省の免許が必要です。

印刷会社は、印刷メディアを売ることが仕事で、
つまり、印刷物の受注が稼ぎの元です。
同様に、ウェブ会社は、ウェブの制作などが
主な稼ぎ頭となります。

無形の知財やノウハウ、戦略というものは
結局、それらのメディアに落とし込まれる格好で
提案されるのが一般的です。
ウェブ会社が、積極的にテレビCMの営業はしないし、
印刷会社は、新聞広告の熱心な営業はしません。

コピーライターは、いずれのメディアにも
載せる言葉を開発する仕事として、
メディア売買によらず、
フラットな立場で戦略を考え、
メディアを考えることができる。

その意味で、事業者の方には
広く接点を持てることは、
事業者にとっても、コピーライターにとっても
互いの幸せにつながることだと思い、
わたしは常に、事業者との出会いを
願っています。

しかし、実際の営業マンの数は、
代理店や印刷会社の比ではなく、
わたし一人の力ではなかなか状況は変わりませんが、
こうやって日々情報を読んでいただいている方には
感謝です!


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【これも、コピーライターの視点_17】

多くの経営者は勉強熱心で、
本を読んだり、セミナーに出かけたりします。
そこで、経営のノウハウに近いものを
得ているのではないでしょうか。

わたしが経営者と二人三脚するなかで、
よく感じることは、
「それ、知ってる」という一言に
象徴されます。

学んだ知識と、現場とがリンクしていないのです。
現場での困りごとや課題をお聴きしたのち、
それを解くための理論を体系的に示したとき、
「それ知ってる」という言葉に出会います。

その社長の学びは無駄ではなかった。
しかし、現場での出来事との関連が見えないと、
無駄になっていた。
現場に入り、経営者と二人三脚するわたしの立場は、
実践を見通した理論、
実践から理論に戻す
という抽象と具体の名人であることが求められます。
社長がせっかく学んだ知識を無駄にしないために。


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【これも、コピーライターの視点_16】

一方的な「提供」ではなく
「共創」の時代だと言われますが、
それはそれで、その通りだと思います。
しかし、共創も、誰かがあるねらいのもとに
ゆるやかに導く程度のことは必要。

SNSなどで多くの人の意見を募るのも
共創の一つの方法です。
ここで注意したいのは、
その意見に振り回される企業が
必ず出てくるという現象です。

軸の無い企業ほど、
意見に振り回される。
軸とは、理念とか、哲学とかポリシーとか。

自社のあり方を常に明晰にしたうえで
多くの意見を聴くということが
順番としては大事です。
コピーライターが力を発揮するのはその軸磨きと、
集まった多くの意見の発展的な解釈
においてだと言えます。


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【これも、コピーライターの視点_15】

一方的に「提供」する、もしくはされる関係。
これは、メディアで言うと、
テレビ・新聞・雑誌・ラジオなどが挙げられます。
いわゆるマスメディアです。

マスメディアは、いまだに全国にわたって
情報を届ける効率は抜群です。
とりわけ、テレビは力がなくなったと言われながらも
それ以上の力を持つメディアは
なかなかないのではないかと思います。

しかし、わたしたちは、明らかにテレビの視聴時間が
減っています。代わって、スマホの画面を
見つめている時間が長くなっています。

ネットは、双方向メディアとも言われ、
この共感の時代を支えています。
一方的に「提供」されることを好まない
というのは、ネットの台頭からも
言えることではないでしょうか。

わたしたちは、「参加」したい。
参加して共感したら、「拡散」もしたい。
とにかく、商品やサービスをめぐる一部に
自分を含む物語を想像するようです。
しかし、共感できないものには、
一切の時間・コストを割かない。
これも、いまの時代の傾向だと言えます。


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【これも、コピーライターの視点_14】

共感の枠組みといっても、ピンとこないかもしれません。
例えば、食糧難の国に、食料を提供する。
これは、一方向の「提供」ですが、
仕事を生み出す仕組みをつくったり
働くことの喜びを分かち合ったりすることは
共感の枠組みをつくっていく糸口となりそうです。

わたしたちの事業においては、
どういうことが言えるでしょうか?
「参加型」というのは、その一つのキーワードになります。
コピーライターが80年代ほど流行らないように思われるのは、
コピーライターが提供している言葉が
「一方向」におけるものである場合。

そういう「提供」は、もはや依頼者も
真の願いではないのではないか。
依頼したいことがうまく言葉にできない
という問題もありますが、
やはり企業であれば、社員や顧客とともに
「共育ち」というか一緒に考え、成長していく、
つまり、社員や顧客を巻き込んだ物語を
つくっていくことがいまの時代ではないかと感じています。


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