コピーライターってなんだ?

コピーライターと一緒に仕事を
したことがある人!
という問いかけに、「はい!」
と答える方はどれほどいるでしょうか。

コピーライターは、
たくさん作ったモノを、
マスメディア(テレビ、新聞、雑誌、ラジオ)
の広告メディアに載せて売ることに
貢献した仕事です。
いわゆる、大量生産・大量消費を
「伝える」役割で支えたのですね。
規模の経済とか、先行者利益が
幅をきかせていた時代。

モノが行きわたり、
大量生産・大量消費が
時代の主流でなくなったいま、
マスメディアの役割も限定的となり、
2000年になる前には
インターネットが台頭してきます。
それは、コピーライターの活躍する場所が
増えたという一方で、
全国一律に、大量に売るという言葉が
求められることも少なくなりました。

いま、求められているのは、
企業固有の個的な価値を築くこと。
それを、共感をもって語り、
模倣困難性を高めることです。

そのために、経営者とコピーライターの
間で有効なやりとりは、
1)言葉によって心を揺さぶり、
本質に迫る対話を通して、
ものの見方・考え方、価値観、
概念の質的転換をはかること。

2)言葉にできずにこぼれ落ちた
思いを掬い上げ、気づきを与えること。

3)こぼれ落ちた「思い」から、
組織や社会、世界の関係性の
再構築への道筋を示すこと。

2017年の世界で求められている
コピーライターとは、
こんな姿だとわたしは考えています。
一緒に楽しめる経営者と
出会いたいと願っています。


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何から始めればいいのだろう?

言葉を経営に生かしたい。
こんな願いや希望がちらほらと
聴かれだして、
それはそれで、具体的に
何から始めれば良いのかという話に
なります。

ある経営者は、ネットでの集客の
道筋に置いている言葉、
例えば、ネットの文章、メールの文章、
メールマガジンの文章、そういうものを
すべて見直しを掛けたいと言います。

ある経営者は、企業スローガンや理念などから
見直して、順に下へ落としていきたい
と言います。

各社、やり方はそれぞれ。
言葉に意識が行くというだけで、
拙著「言葉と経営」を出した甲斐が
あったというものです。
ありがとうございます!!

月曜は、なんだか曇り空のスタート。
雲の上には太陽がいますよ〜!
モヤモヤを突き破る元気と笑顔で
一週間を楽しみましょうね!


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玄人

具合が悪くて医者にかかると、
医者は、その原因を特定しようと、
いくつかのことを試みます。
風邪っぽいなら、
喉を見たり、聴診器で心臓や肺の音を聞いたり、
お腹を触ってみたり、
今日に至るまでのことを聞いてきたりします。

その道のプロは、
有効な補助線がいくつも引けて、
原因の特定と処方を知っている。

コピーライターも同様で、
企業の持つ言葉のどこに課題があり、
望む状態に届かないのか、
いくつかの引くべき補助線を知っていて、
対処法を具体的に導くことができます。

同じ現象を見ていても、
その道に明るい人には、
素人が見えていないものが見える。
それを玄人と言います。
「玄」とは、
奥深くて明かりの及ばない所の色。
奥深い意味を感じさせる。奥深い道理。
だそうです。
納得の漢字です。


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言葉と一緒にあるもの

わたしたちが、国語の読解問題で
満点を取ることが一般的でないという事実は、
日常生活にあふれている言葉が
客観的に注意深く読み取られている
ということは、ほぼ期待してはいけない
ということを意味しています。
この事実に諦めを抱く人は、無口になり、
挑む人は、饒舌になる。

言葉は、万能ではない。
限界があるのだという論説は、
言語論では有名はことであり、
わたしたちは、その限界を認め、
それでもなお、伝えたいと願う。

伝えたいと願う様子で
わかりやすいのは、子ども。
幼稚園や学校であったことを
機関銃のように話す姿は、
人が言葉を繰り出す自然な欲求を
見ているようで、気持ちのいいものです。

言葉は、それ単独が記号的にあるのではなく、
伝えたい気持ちや
働きかけたい熱意という
外向きのものと、
それを支える自己肯定感、
つまり自分への愛の深さを
目に見えるかたちに置き換えたものと
見るのが、実態に近いように思います。

言葉を整えることは、
気持ちを整えること。
だから、言葉だけくださいという
愛のないオーダーは、
あまり真剣に付き合いたいと思わなくなりました。
気持ちを通い合わせる関係性のなかで
初めて、実感を伴う言葉が生まれてきます。


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欲しかったのは、言葉だったンだ!

「わたしは、言葉が欲しかったのだ!」
という気づきと驚き、納得感を手にされたのが、
吉田建設さん(香川県)の事例。

当初、
「写真や数字で表現できるデザインや性能だけでなく、
その概念(コンセプト)を伝えるにはどうしたらいいか」
を悩んでいました。

その悩みは、「30年日記 30の幸せ」という
新築事業におけるキャッチフレーズの開発で
見事に解決したのです。

社長のお話を何回か聞くうちに・
明らかに、社長の思いは「30年」にある。
だったら、それを軸に、
前面に出せる言葉を考えよう、
というのが、わたしの着想の第一歩でした。

新築から30年というのは、
実は、建て替えやリフォームを考える
一つの節目だそうです。
その30年に、建設会社として責任を持つ覚悟であり、
施主にとっては、30年間、毎年、
その家を舞台に、かけがえのない幸せが
丁寧に積み重なっていきますように
という思いが込められています。

写真やデザインで表現し切れなかった思いは、
そのキャッチフレーズで見事、言えたのでした。
「最初は求めているものが言葉だとは
夢にも思っていませんでしたが、
共感を得るコミュニケーションの手段として、
言葉は欠かすことのできないものでした」と
吉田建設さん振り返っています。
言葉を持つ企業は、元気な企業です。


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