【これも、コピーライターの視点_100】


企業活動は、価値の創造。
価値の創造の中心に言葉がありますよ、
というのを毎日お伝えして、はや100回目。

広告の言葉からスタートしたわたしですが、
その言葉を開発する過程の考え方にこそ、
企業の成長のすべてが詰まっていると気付いて、
プロセスから二人三脚を始めたのが5年くらい前。
少しずつその考え方が広まり、
お客さまも増えているのは感謝の限りです。

企業理念を起点に、企業活動の4つの領域
つまり、商品開発、営業施策、人事/教育、広告/広報
にその言葉を論理的に展開していくなかで
わたしがもっとも創り上げたいと思っているのは、
学び合い、高めあうことのできる場(職場)。
企業の無形の資産ですね。

その言葉が社員一人ひとりの腹に落ち、
共感が生まれたとき、
それは、自己を最大限に発揮できる個人の集団
として生まれ変わり、
自己の生き方、あり方に迫ることとなり、
はじめて、主体的な集団に変容します。

言葉が起点となって、
学び合い、高めあう場が出来上がる。
そうなってはじめて、広告が効く。
ウソのない情報発信ができるようになるのです。
そのような状態を、コピーライターとして
言葉を軸に創り上げているのがCONERIです。
101回目からも、どうぞお付き合いください。


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【これも、コピーライターの視点_99】


<思いの薄い商品は消え去るしかない>

ある企業の会長に、話を伺った。
いまや世界で、万単位を流通するヒット商品。
コアなファンも定着。
しかし、立ち上げ当初は、赤字続き。
販売店への扱いの依頼も、NOの連続。
役員会では、全員反対されたのは
いまから20年前のこと。
その日のことを、ピンポイントで記憶している会長。
同年に、営業黒字に転じさせたときのことも、
昨日のように覚えておられた。

原体験からくるチャレンジ精神と、
自分と同じように、必ずこの商品に
喜び救われる人がいるという信念。
これがなければ、数字だけの経営では
早々に撤退していた。

思いを伝えることの大切さを
企業文化として全社員に浸透させ、
それは無形の資産として企業を支える。
いかに作るか以上に、
いかに愛されるか。
このことを忠実に実践している
この企業の決算もまた立派な黒字。
数字の管理だけでは、売れない。
絶対に無理が来る。

思いの薄い商品は、消え去るしかない。
思いを伝えられない企業もまた、
消え去る時代。
そして、思いを伝えるのは
言葉であるという事実。
言葉を持たない企業の危うさを思います。


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【これも、コピーライターの視点_98】

<インナーコミュニケーション>

CONERIにいただく相談の半分は
社内に対するコミュニケーション。
社長の考えや、企業の理念を
いかに社員の腹に落とすのか。
社長が孤立奮闘している企業が
多い実情が浮かび上がります。

262の法則に従えば、それも納得で、
優秀な動きをする2割の人と普通の6割、
良くない2割に分かれることを考えれば、
ざっと8割の人に対する
インナーコミュニケーションは
企業の大事な仕事。

目先の数字を追いかけるだけでは、
水を吸いきったスポンジに
まだ水を吸うことを期待するようなもの。
自社の事業を通して描きたい未来を
明確にしていくことで、
まずは社員の共感を得ることが肝要。
そこに魅力はあるのでしょうか?
言葉を尽くすことから始まります。


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【これも、コピーライターの視点_97】


「国立新美術館開館10周年 安藤忠雄展」
のことを、わたしは、
フェイスブックに流れてきた情報を見て知り、
雑誌をめくっていると記事があり、
また人から聞いて知った。
いずれもここ10日間ほどのできごと。

情報はこのように拡散され、伝わる
のだという好例。
いずれか一つだけでも弱い。
複層的で階層的な情報の仕込みが大事。


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【これも、コピーライターの視点_96】

週末の長いポスト。わたしは、常に「近代化」というキーワードを意識して仕事をしています。近代化ということに基づいてコピーライターととらえると、それは、大量生産・大量消費をマスメディアの広告において支えた職業であったということが言えます。その時代ではもはやないので、その時代と同じことをしていたのでは、コピーライターの存在意義はとても限定的なものになってしまうと考えています。

限定的なものになってしまいますが、コピーライターの会得しているノウハウは、「課題解決」という言葉に集約できます。売れないモノ、広めたい自社の存在を、どのような言葉で、どのような道筋で届けると良いのか。こういう問いに対して、常に解決の提案を求められる仕事をしつづけてきているのがコピーライターです。いまの言葉で言うと「デザイン思考」ということになるのでしょうか。

近代化の流れに生きているのは、コピーライターだけではありません。すべての企業が、その流れのなかにあります。近代の合理主義と自我の問題に決着をつけることができないまま、万物は、ロシアの思想家G・グルジェフの言うところの「進展的衰退」と「回帰的進化」の均衡点を探るべくせめぎ合っています。そのなかで、コピーライターの仕事をわたしは「企業の存在価値を言葉で明確化・戦略化していく役割」であるととらえて実践しています。「明確化」とは、企業スローガンやキャッチフレーズ、ネーミングなど、言葉で明示すること。「戦略化」とは、企業活動の全領域「商品開発」「営業施策」「人事/教育」「広告・広報」をその言葉の軸で貫き、具体的な企業活動/プロジェクトに展開し、それを企業と二人三脚で実践・支援をしていくこと。

不確かな時代にあって、拠り所となる言葉を常にさわりながら、全社員が主体的にイキイキと生きることができる状態が、そのめざすところです。この時代におけるコピーライターの役割を、わたしはこのように考えて実践しています。まだ特殊な取り組みかもしれませんが、二人三脚できる企業が少しずつ増えてきているのは、うれしいことです。今日は土曜ですが、このような取り組みに興味を示していただいた企業とお話できる機会に恵まれました。有り難いことです。あと20年で300社と二人三脚できるようになれば、後進のコピーライターの新しい境地が見通せるのではないかと真剣に考えています。全国からお声がけください。お待ちしています!


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