方言は健在か


「どす」「やす」「はる」という
京言葉は、いまでも健在でしょうか。
昨日行った京都は、
銀行やデパートの多い場所だったので、
風情の残る街並みから聴こえてくる
京言葉に出会うことはできませんでした。

その地方の言葉、いわゆる方言は、
人の移動の容易さや
メディアの普及によって消えつつあります。

民族学者の宮本常一の本には
その土地の言葉のまま
克明に記録されているものもあり、
わたしは、そういう書物を
食い入るように読む一人です。

コピーライターの仕事として
方言は、一つの隠し玉。
香川県のキャッチフレーズ
「かがやくけん、かがわけん」は、
「けん」が「・・・だから」
という意味に近いニュアンスで
使われる方言。

その土地固有の言葉は、
地域の時代において
これまで以上に見直され、
そして大事なことは
「イマ風に」活用されていく
のではないかと感じています。


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意外とできていない「デザイン思考」

社内会議で、例えば、
商品のデザインを改善すると
もっと売れるのではないか
という仮説と、
デザイン変更の方針が立てられた
とします。

・・・というわけで・・・
とCONERIに見えた企業経営者。
では、とデザインの検討に入るのか。
わたしは、その仮説を真に受けません。
経営者の抱える問題意識の本質は、
「もっと売れるようにするためには?」
ということ。
その解決に、明らかなデザイン的欠陥が
あれば、さっそくにデザイン改訂ですが、
そうでない場合、
もっとじっくりと現状をお聞きします。

コピーライターの得意である、
360度の検証が始まるワケです。
これが、「デザイン思考」の入口。
デザインはdoingするのは
デザインスキルを持つデザイナーですが、
デザインthinkingは、
職能を持つデザイナーさんの
専売特許というわけではありません。

今治タオル。
佐藤可士和さんのロゴマークで
飛躍的に認知が進み、
世界に誇るブランドとなりましたが、
売上が低迷しているときに、
タオル組合の人は、
現状の打開策に、ロゴマークを創ろう!
という人はなかったはずです。

モノやサービスが売れない。
そういう課題に対して、
デザイン思考できるクリエイターこそが、
その解決に貢献できます。
その解決に貢献できる具体的な武器は、
言葉であり、狭義の意味のデザインです。

先のデザインを変えよう!という社内協議は、
もしかしたら、デザインを変えずとも、
伝え方を変えれば良い話かもしれない。
ねらうターゲットを再設定するべきかもしれない。
置く店を変えてみるべきかもしれない。
企業のあり方までさかのぼって、
根本を変えないと、一時の対処療法に
なってしまうことかもしれない。

360度、あらゆる検討から、
課題の本質をとらえ、
解決への選択肢を提示できる力。
これが、デザイン思考のはじまりです。
いま、多くの企業に求められている
現在進行形の待ったなし!のことです。


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理念とキャッチフレーズ、何が違うの?

質問をいただきました。
企業理念、キャッチフレーズ・・・
これらの違い、区別は何ですか?

お答えします!
企業の憲法。これが、理念です。
わたしたちのあり方。
具体的に言うと、
自社は、どのような価値を生むのか。
それが、理念です。

理念は、もう少し具体化していくなら、
指針というものが生まれてきます。
その価値を、どのようにカタチにしていくのか
を言葉にしたものです。

キャッチフレーズは、
個々の商品やサービスにおいて
開発されるもので、
理念の下位概念となります。

経営を機能させる言葉は
いろんなレイヤー(階層)があります。
その一貫性を見失い、
バラバラとしては、
ブランドとしての力が薄まります。


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ネーミング

自分を呼ばれるとき、
名前を呼ばれるのは
誰でもうれしいはず!

その「名前」を考えて欲しい
というオーダーも、
わたしのところにやってきます。

これまでいくつもの「名前」を
世に生み出してきました。
名前の誕生は、命の誕生と同じくらい
意味のある喜ばしいことです。

そして、言葉=認識ですから、
商業ベースであれば、
その名前によって、人が集まったり、
モノやサービスが売れたりします。

名前は、意思でもありますから、
歴史的な背景を受け継いだり、
経営者の精神を内包させることもできます。

名前を考えることを
ネーミングと言いますが、
子どもの名前を考えるときに
ネーミングとは言いませんね。
何だか軽い響きがありますが、
実に重たい責任を伴う
重要な仕事なのです。

ネーミングのはじまりは
経営者の思いを十分に
受け止めることに始まります。
ぜひご一緒にいかがですか!


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いっぱい愛して。

欲張りなのは、経営者の常。
前作のロールケーキ「軽く愛して。」
に続く第二段。
今回は、チーズタルト。
一口じゃ食べきれませんが、
二口か三口でペロリと食べられる大きさ。

小さいだけに、いっぱい買って欲しい
というシェフの思いを、
愛のフレーズにしてみました。

実際、店頭では、
5個や10個単位の箱詰めで
買っていかれるお客さまが
多いようです。

愛して!というお願い系の表現は、
一般的にはNGです。
「〇〇してください」
という言い方に、共感はないからです。
しかし、「愛」となれば話は別。
愛のgive & takeは、私たちの日常であり、
いずれの欲求も持つのが人間。
そこに普遍的な共感が生まれるのです。

何はともあれ、
このキャッチフレーズで
商品が動いたことに、一安心。
店の看板商品にまで
成長しているそうです。
そこまでいくと、
言葉の役目を果たせたというものです。



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