【これも、コピーライターの視点_69】

<で、どうしたいのか?>

香川県の広報誌で、
県知事とあたらしく就任された
香川大学長の対談。
学長が、企業へのアンケートで
学生のことをどう思っているのか
アンケート結果を紹介していました。
企業の回答「思い切った提案や発言ができない」
「リーダーシップが取れない」。

なぜ、否定形の回答なのか。
「もっと主体性を発揮してほしい」
「ぶっ飛んだ、常識にとらわれない着想を
してほしい」
というのでは、ダメなのか?

おそらく、言っている企業にも
そこまでの力強さや危機意識、切望、渇望が
ないからです。要は他人事で、たらいの上から
学生を眺めてもっともらしい感想を言っている。

わたしはそんなふうに感じました。
その回答者は、学生のささやかな主体性の芽を
おそらく見落としているのでしょう。
なぜなら、自分にその小さな可能性を感じ取る
センサーがないからです。

希望は、肯定的な言葉で言おう。
社長が、社員に対して言うのも同じ。
できないことは、しようとしてできないことかもしれない。
しようとしたけどできない理由をつくったのは、
常識的な発言を繰り返すあなたかもしれない。
プラスの言葉の呼応が、
意識を覚醒させ、突き抜けさせてくれます。
小さなことですが、大事なことです。


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【これも、コピーライターの視点_68】


<すべて、同じ「人」の心だから>

私たちは、人と会ったとき、
どのような印象を抱くか?
・やさしそうな人だな。
・おおらかな人だな。
・笑顔が素敵な人だな。
・明るい人だな。
・快活な人だな。
・面白い人だな。
・誠実な人だな。
・もの静かな人だな。
・よく考えている人だな。

いくらでも挙げられますが、
企業のコミュニケーションにおいて、
例えば広告を打ち出した場合、
広告は見られて3秒。
上のような印象を与えることができれば
それはごく自然に人の心に入ることができた
と見るべきだと考えています。

コピーライターやデザイナーは
緻密に考えて、広告を設計し、制作します。
しかし、人と人が会ったときの心の動きと
同じこと以上のことを期待するのは
少し無理があるし、
広告はそこまで万能ではないと謙虚にも
ならなくてはいけません。

その次に、「もう少しこの人と
時間をともにしてもいいな」
と思わせることも、最初の3秒の役割。

企業側は、常に盛りだくさんのことを言いたい。
しかし、それは初対面で
マシンガントークを浴びせられるようなもの。
わたしは、ご遠慮願いたい人です。




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【これも、コピーライターの視点_67】


<事業承継のヒント>

事業を後進に承継したくなければ、
すべてを自分(現社長)の頭になかに
閉じ込めておけば良いのです。

逆も真なりで、
事業を誰かに承継したければ、
誰もが分かるカタチで言語化することが必要。
社長の思い、めざしたい自社の未来、
その事業を通して描きたい社会像。
そういうものを形式知化することで
それが一つの求心力となり、
後進に継がれてゆきます。
CONERIは、その言語化/形式知化する
お手伝いをしている会社です。

http://www.coneri.co.jp


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【これも、コピーライターの視点_65】


<モノを売るのに、誠意は大事>

あるメーカーの健康食品で
うれしい有効成分が「1万ミリグラム」
入っていると言っている
ラジオCMを聞きました。
1万ミリグラム?!
つまり、10グラムですか。

栄養ドリンクで
「タウリン1000mg配合」というのは
よくCMで耳にしますが、
それは、つまり、1gのこと。
それを上回って「1万」とこられると
なんだか違和感を覚えます。

そこまで誇張して、
なぜ言う必要があるのか。
「有効成分は10gだけですが、
ちゃんと配合されています」と
言うのではいけないのか?
むしろ、そちらの方が誠意を感じませんか。

誇張して言うことで、
そうしなくては売れない必然を
勘ぐってしまう、
かえってマイナスな表現に聞こえました。
誠意を持って身の丈を売っていくので
いいじゃありませんか。
少なくとも、CONERIの得意先には
そのようにお話をしています。

必要以上に大きく見せるのは
カッコ悪いです。
そうせざるを得ない弱さを
探ってしまいます。


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【これも、コピーライターの視点_64】


<めざしたい未来像を描こう>

気が付けば、トヨタカローラの販売台数は
プリウスの半分くらいになっています。
カスタマイズを繰り返すことより、
めざしたい未来像を語っていた方が
時代を切り開いたのですね。

ガソリン車が世を謳歌していたときに、
粛々とハイブリッドの開発にいそしむ。
それは、固形燃料を消費しないで
環境にやさしいクルマが走る社会をめざしたい
という未来志向の信念とも夢とも
言えるものがあってこそ。

昨日の延長に、今日はない。
今日の延長に、明日はない。
カスタマイズの精神は、
昨日の延長に明日があるということ。
それはそれで、目先の利益の確保に必要ですが、
競合他社から頭一つ抜け出るには、
求心力のある未来を描き、社会に問うことが必要です。

しかし、わたしたちは、前年対比の数字を
いじくることはできても、
想像もつかない魅力的な未来を描くことは
苦手とする人が多い。
つまり、成長のチャンスはここにあります。


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