【これも、コピーライターの視点_128】


<豊かな下草>

革新的な新商品や
企業経営の仕組みの変化などは、
ある日突然生まれるものではなく、
豊かな対話の環境や
思ったことを気軽に発言できる
企業文化があってこそ
ようやく芽生えるものだというのが
CONERIの仮説。

それは、2人以上集まったときの
互いの関係性であり、
既存の企業においては、
教育的なアプローチによって
変化を試みています。

成功した目を引く変革が巨木とすれば、
日々の眼に見えない変化や文化の蓄積は
下草みたいなもの。
豊かな下草とは、つまり言葉。
豊かな言語環境から生まれるというのが
CONERIの考えであり、
企業において実践している取り組みです。


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【これも、コピーライターの視点_127】


<言葉の展開>

昨日、得意先から年明けに掲載となる新聞広告案がまとまったと連絡があり、見せていただきました。今年の夏くらいからずっと準備していたものです。企業の存在価値を言葉で明確化・戦略化した一つの成果です。その言葉をもとに、社内ではすでに新商品の開発やかつて「社員教育」と言われた領域のあたらしい学びの場の創造がはじまっています。この時代のコピーライターとして、一つの理想的なあり方がカタチになりつつあると言えます。

もちろん、その新聞広告には、言葉があります。その言葉は、社員一人ひとりの拠り所となり、日々の活動に展開できる言葉。生きた言葉、機能する言葉です。人は言葉に生きるとは限りませんが、それでもやはり、拠り所となる言葉を握りしめておく方が、わたしたちは生きやすいのではないかと思います。事実、その言葉を具体的に展開したのが、新商品であり、学びの場の創造につながっています。

今日・明日の仕事が回っていながらも、3年、5年、10年の先が見えない。そういう悩みから企業に呼ばれることがあります。そのとき、企業は業績がパッとしないのかというと、必ずしもそうではありません。業績が好調なうちに、次の一手を打とうとしていると言えます。では、何に違和感を持って、危機意識を抱くのかといえば、一つは、社員の働きや社内の雰囲気。もう一つは、商品やサービスの動き具合。動きが鈍る感じを覚えるのでしょうか。

言葉は概念であり、概念であるうちはそれで飯が食えるものではありませんが、その言葉をもとに、具体的に社内が動いていくと、それほど強い組織もありません。その強さが、他社との差別化要因を創り上げます。商品が動いていくようになることはもちろん、その根底には、社員のイキイキとした日常があり、ともに働きたいと人材の採用にも功を奏します。死んだ言葉か生きた言葉か。同じ言葉を軸とした経営でも、そこには天と地の差がありますが、それを見極めることができるのもまた、プロのコピーライターの仕事だと、改めて気を引き締めた次第です。


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【これも、コピーライターの視点_54】

広告の常連さんがいます。
新幹線のおしぼりには、「男のエステ」、
風呂屋の桶には「ケロリン」。
いずれもわたしは行ったこともなければ、
買ったことも見たこともない商品ですが、
この広告はよく記憶しています。

ちなみに、ケロリンをネットで調べると、
昭和38年に、ケロリンのメーカー・内外薬品に
睦和商事の営業スタッフ(現社長)から
「湯桶にケロリンの広告を出しませんか?」と
持ち掛けられたのがキッカケだそうです。
以来、延べ250万個も納入。
現在も年4、5万個のペースで納入が
続けられているようです。

いつも同じ場所で会えるようにする
というのも、コミュニケーション戦略。
別の視点から見ると、風呂桶やおしぼりを
メディアにしてしまうという着想に
感心させられます。
そして、そこに居ても嫌味がない、
という絶妙な塩梅の表現も秀逸。

こういうコミュニケーションも
企業にとってヒントの一つになるなあ・・と
旅しながら思いました。


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【これも、コピーライターの視点_25】

これからの時代の企業経営において、
「言葉」は必須であり、
それを的確に持てる者と
そうではない者との間には
大きな格差が生じるのではないか
という思いがわたしにはあります。

モノやサービス自体に差異が見出しづらい時代に、
または、人は自分の世界観を丁寧に構築したがる時代に、
企業は、パーソナリティーとかキャラクター、
こころざしや生き方/あり方にこそ、
他との差が生まれ、
そこに人が惹かれる要因が形成されていくからです。

それらのことを的確に表現できるツールとして
言葉は最適であり、必須です。
写真などでも表現できますが、
写真の方針は、起点となる言葉から生まれます。
ビジュアル・デザインも同様に言葉が起点。

著書「言葉と経営」は、
このような言葉の時代に、
誰でも扱える言葉は経営者が自分で扱うことが
増えてきていますので、
そのヒントになればという思いもあって書きました。

または、自分では書けないという場合に、
わたしの視点やまなざしを150のコラムにして
したためたものとなります。

生き方/あり方、こころざしは、
様々な表出の方法があり、
それを経営者と一緒に考えていくことも
わたしの仕事の一つです。


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言葉を持つ企業

今日は、得意先に「ショルダー」の
プレゼンをする日。
ショルダーとは、企業名の肩に乗っかってる、
アレです。
「お口の恋人」
「ココロも満タンに」
「お、値段以上」
とくれば、どの企業かわかるでしょ?
言葉を持つ企業は、人格が見えてきます。
そういう企業は、愛されやすい。

愛されるというだけではなく、
社員だって、その言葉に基づいた
判断や行動がとりやすくなる。
自分で考える力を獲得するベースにも
なっていくのですね。

言葉って、経営に関係ないように見えて、
実は、効くのです。
今日の提案で、また一つ
言葉を持つ企業が増える!
そういう連鎖がうれしいです。


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