いま

いま、「これも、コピーライターの視点」というコラムを連載している。目下の話題は「デザイン思考」。課題の発見にはじまり、適切な問題設定と解決の見通し(仮説)を立て、コピーライターがエライのは、そこから「表現」を伴い、または、わたしのやり方だと、顧客を物語の一部として、同時にともに取り組む社員も物語の一部として、巻き込んでいくことです。そこには、人への愛情ややさしさの眼があります。決算書を分析して、「じゃあ、どうしようか?」となると、方向は2つで何かを節約するか、利を生み出すか。前者は税制などにかかわるので会計士や税理士の仕事ですが、そこにも、コピーライターは(わたしは)アイデアや方向性くらいは示せる。後者は、完全にコピーライターの(わたしの)仕事。「営業して顧客を増やしましょう」と言われ、「じゃあ、何をどうやって?」「逆に営業しなくてもいい方法とは」など、コピーライターの視点で解けることは多い。すべてのコピーライターが、とは言い切れないが、少なくとも、わたしは、ということ。


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【これも、コピーライターの視点_09】

中西元男氏が、グッドデザイン賞において
デザイン思考を評価したのは、1988年のこと。
岩手県の遠隔診療システムです。

県域が広く、冬になると雪に閉ざされて
行き来もままならない環境特性を持つ
岩手県の県内主要病院を結び、
診断情報をやり取りし、
中央病院の名医が処置の判断をし、
それを離れた地域病院が処置に活かす
通信ネットワークシステムが認定されたのです。

これは、岩手県のもつ気候特性からくる
医療の課題に対して、医療システムとして
その「解決」を促した一つの事例だと言えます。
つまり、課題解決=デザイン思考です。

当時の盛り上がりをわたしは実感レベルで知りませんが、
モノに対するデザイン、
つまり作品主義のデザインから脱したことは
大きな歴史の転換点だったのではないかと想像します。


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【これも、コピーライターの視点_02】

教育の言葉に
「知識・技能」と「生き方・あり方」
というのがあります。
知識・技能とは、できることを増やしていく
というイメージ、学習を量でとらえる視点。

明治の文明開化以降、
わたしたちは、欧米に倣い、追いつくために
必要な学習を「量的」にとらえて
その達成をテストではかられてきました。

いま、もはや欧米の模倣が
唯一の成功の道ではないと悟ったわたしたちは、
模倣する未来を失い、
教育の世界では、知識・技能の「活用」、
つまり、「思考力・判断力・表現力」を
養おうとしているようです。
その起点は、「子どもの願い」だと
仮定している研究が散見されます。

企業のコミュニケーションも同じです。
知識・技能、つまり、自分たちができることを
声高に言っても「うるさいわ!」という時代。
それは、知識・技能に差異が見出しづらい
ということも一因として挙げられます。

そうであれば、生き方・あり方
つまり、自分たちの企業はこっちを向いていますよ!
こんな価値観でやっていますよ!
ということを言うのが合理的な時代。
コピーライターが
教育の変化から学べることは大きいのです。


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お問い合わせください!

わたしたちは、どこへ向かおうとしているのか。というテーマで、今日、90分ほど企業にて経営陣と社員さんの前でお話をします。模倣すべき未来を失っているわたしたちは「不確かな未来」をいかに切り拓くのか。広告などは、その最終局面でも間に合うものですが、言葉は認識で、まず、社員一人ひとりの意識に働きかけ、支持的/肯定的な社風を醸成するなかで、思ったことを口にできる安心感を担保します。これは、言葉の仕事が、社員の教育的側面に生かせるということです。そのうえで、一人ひとりが思考力・判断力・表現力を発揮しながら、企業のあり方を、競争力のあるしなやかで強い体質に変えていこうとする。そういう流れを、ドイツの「インダストリー4.0」や「マーケティング4.0」も交えながらお話します。聞いていただく社員さんへの質問は、16項目。企業の個別の情報を含まない汎用性のある内容ですので、ご希望の企業にはお話します。お問い合わせください。


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【どっちに向いて打つのか】

よほどの大資本がない限り、
企業の情報発信は、
野球の打者のイメージと同じ。
ボールは、打つ方向にしか飛ばない。
あっちも、こっちにもには飛ばない。
一方向。
ポジション、脚の向き、目線、
バットを振るタイミングなどなど
微妙なバランスで、その方向は決まる。

ねらいを定める。
ターゲットという言い方をします。
誰に言うのか。
その設定を間違えると、
企業努力は無駄になってしまう。

さらに、定めたターゲットは
誤りではないか。
検証も必要です。
そこにお客はいないかもしれない。
「誰に」という設定は、
意外と漫然としていて、
とにかくバットを振り回す経営者の多いこと。
ピンポイントくらいのターゲットで
ちょうどいいのです。
あとは、そこからの広がりです。


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