【これも、コピーライターの視点_02】

教育の言葉に
「知識・技能」と「生き方・あり方」
というのがあります。
知識・技能とは、できることを増やしていく
というイメージ、学習を量でとらえる視点。

明治の文明開化以降、
わたしたちは、欧米に倣い、追いつくために
必要な学習を「量的」にとらえて
その達成をテストではかられてきました。

いま、もはや欧米の模倣が
唯一の成功の道ではないと悟ったわたしたちは、
模倣する未来を失い、
教育の世界では、知識・技能の「活用」、
つまり、「思考力・判断力・表現力」を
養おうとしているようです。
その起点は、「子どもの願い」だと
仮定している研究が散見されます。

企業のコミュニケーションも同じです。
知識・技能、つまり、自分たちができることを
声高に言っても「うるさいわ!」という時代。
それは、知識・技能に差異が見出しづらい
ということも一因として挙げられます。

そうであれば、生き方・あり方
つまり、自分たちの企業はこっちを向いていますよ!
こんな価値観でやっていますよ!
ということを言うのが合理的な時代。
コピーライターが
教育の変化から学べることは大きいのです。


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人事評価との連携が大事

事業の軸となる言葉が定まれば、
その言葉の方向に組織の舵を取るなら、
そこは人事評価と連動しなくてはなりません。

その場合の評価は、
方向的目標と到達目標の2つの系統が必要。
到達とは、具体的な、
できれば数値的な基準で評定すること。
営業の数値目標的なもの。

方向とは、良さの進展を見定め、
そちらに伸びていっているかを多様にとらえ、
改善を図ること。
その場合は、上司が社員の日常をよく観察し、
意味づけ、価値づけをしてやることが大事。

どの方向で意味づけ、価値づけするかは、
経営判断。言葉の力が、経営の隅々にまで
行き渡るには、そこまですることが必要。


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お問い合わせください!

わたしたちは、どこへ向かおうとしているのか。というテーマで、今日、90分ほど企業にて経営陣と社員さんの前でお話をします。模倣すべき未来を失っているわたしたちは「不確かな未来」をいかに切り拓くのか。広告などは、その最終局面でも間に合うものですが、言葉は認識で、まず、社員一人ひとりの意識に働きかけ、支持的/肯定的な社風を醸成するなかで、思ったことを口にできる安心感を担保します。これは、言葉の仕事が、社員の教育的側面に生かせるということです。そのうえで、一人ひとりが思考力・判断力・表現力を発揮しながら、企業のあり方を、競争力のあるしなやかで強い体質に変えていこうとする。そういう流れを、ドイツの「インダストリー4.0」や「マーケティング4.0」も交えながらお話します。聞いていただく社員さんへの質問は、16項目。企業の個別の情報を含まない汎用性のある内容ですので、ご希望の企業にはお話します。お問い合わせください。


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【生産者と消費者とわたし】

マーケティングという考え方は、
「消費者としてのわたし」を
とらえるときに有効ですが、
この時代、人を「消費者」だけの視点で
とらえることに、もはや無理があると
わたしは考えています。

たしかに、モノを買うという限定的なシーンにおいて、
わたしたちは、消費者になります。
しかし、その消費者は、
たとえば、母としてであり、女性としてであり、
事務職員としてであり…
人は多様な顔をもって生きていて、
消費者として整理することは、
理論としてはわかっても、
現実の問題となると、そこに汗のにおいや
手触りや実感などが消えてしまうことが多い時代。

企業がお客さまを見るときの眼がそうであるなら、
企業が社員を見つめる目も同様です。
社員を、労働者、生産者として管理する
ということに、もはや魅力的なイメージは
わたしは持てません。
このあたりから、働き方改革などにつながって
いくのかもしれません。

コピーライターとして、
時代に響き、人に響く言葉の開発には、
このような人に対する見方と洞察が不可欠です。
いま、某社の社長交代にかかる
企業理念の見直しや社長の言葉を考えています。
上のような多面的にヒトをみつめるという視点を
大事に考えています。
御社も例外ではないと思います。


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【どっちに向いて打つのか】

よほどの大資本がない限り、
企業の情報発信は、
野球の打者のイメージと同じ。
ボールは、打つ方向にしか飛ばない。
あっちも、こっちにもには飛ばない。
一方向。
ポジション、脚の向き、目線、
バットを振るタイミングなどなど
微妙なバランスで、その方向は決まる。

ねらいを定める。
ターゲットという言い方をします。
誰に言うのか。
その設定を間違えると、
企業努力は無駄になってしまう。

さらに、定めたターゲットは
誤りではないか。
検証も必要です。
そこにお客はいないかもしれない。
「誰に」という設定は、
意外と漫然としていて、
とにかくバットを振り回す経営者の多いこと。
ピンポイントくらいのターゲットで
ちょうどいいのです。
あとは、そこからの広がりです。


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